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[フランス人薬剤師 ピエール・ランベール氏に聞く]あなたの知らないほんとうのメディカルアロマ

日本では、「香りを楽しむ」ためのホビー的雑貨のようにとらえられている精油。
でもフランスでは「メディカルグレード」と呼ばれる精油が、
れっきとした治療目的の「薬」として薬局で処方されています。
私たちのサロンで使用する精油を調剤してくれている、
フランス人薬剤師ピエール・ランベールさん。
彼の案内で、知られざるメディカルアロマの世界をのぞいてみましょう。

薬剤師ピエール・ランベール

フランスがメディカルアロマの本場となったわけ

フランス人化学者ルネ=モーリス・ガットフォセ氏が、初めて「アロマテラピー」という言葉を世に送り出したのは戦前のこと。またフランス人医師のジャン・バルネ博士は、第二次世界大戦中、負傷兵たちの治療に精油を用い効果を上げました。フランスでメディカルアロマがさかんなのは、アロマテラピー発祥の地として、長年、医学とセットになった臨床研究がおこなわれてきたからなのです。

香りが心身に働きかけるメカニズムとは?

五感の中で、もっとも原始的な感覚器官と言われる嗅覚。香りを嗅いだ瞬間に、懐かしい記憶がよみがえったり、食欲が湧いたり、心が落ち着いたりした経験はどなたにもあるのではないでしょうか。
嗅覚は本能行動(食欲・性欲・睡眠欲)や記憶、喜怒哀楽のほか、ホルモン分泌や内臓、免疫の働きなど、さまざまな機能に影響を及ぼす力があるのです。また人の手によるマッサージが、精油の効能と組み合わされることで、血行を促進したり、コリをほぐすなどの効果も期待できます。

薬局で精油を買うのは、フランスではおなじみの光景

私は薬剤師として約30年のキャリアを持ち、約100軒の薬局にメディカルグレードの精油を卸しています。大手薬局の中には、1日に扱う処方箋のうち、約5~7%が精油を扱った調剤というところもあるほどで、精油は人々にとって身近な存在。肌につけるだけでなく、精油をカプセルで服用したりするケースもあるので、必ず医師の処方が必要なのです。

メディカルグレード精油は、安価な精油と何が違う?

そのように薬局で販売される精油は、厳しい品質基準をクリアしなければなりません。安価な精油には、人工的につくられた化学物質が含まれていることがありますが、メディカルグレード精油は100%天然の植物だけを使用。さらに、天然の植物は栽培される土地の気候や土壌、収穫時期などによって香りが異なり、薬理効果までも違ってしまうことがあります。必要な効能を発揮するために、どんな生育条件の植物を使えばいいのか。そこが私たちのようなプロの腕の見せどころ。また、薬効成分だけでなく、安全な環境で育てられていることや、「心地いい」と思えるいい香りであることも厳しくチェック。モンサンミッシェルアロマラボラトリーの精油は、私が30年かけて到達した、こだわりの結晶なのです。