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2011.07.06

ボッダー認定講師を目指して 5

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デボラ先生は50代前半の女性で、とても誠実な先生で、今回アシスタントさせていただいて非常に勉強になりました。ただ、授業が毎日長く、へとへとになりました。
朝は8:45スタートで、夕方は5:30まで。時差ボケする暇もないほど疲れました。生徒さんに対する責任がありますから、きちんとした仕事をしなければいけないのは私も同じ。変なことを教えたら、最終的に一番迷惑をこうむるのは患者さんですよ。
デボラ先生は講師としてのいろいろなヒントを教えてくれたり、私が二週間後に受ける認定試験に関する情報も教えてくれたり、また、夜ご飯につれて行ってくれたりと、ものすごく私に気を使ってくれて、ありがたいの一言につきました。
デボラさんは医療従事者の資格はお持ちではありません。でも、イギリスでは医療従事者の資格がなくても、ボッダー式リンパドレナージュの認定セラピストで、きちんとした仕事をしていれば、お医者様から患者さんを紹介してもらえるのです。
デボラさんは自分の勉強のため、頼み込んで手術室に入れてもらって手術の見学までさせてもらったことがあるそうです。日本では100年たっても無理そう。
デボラさんによると、イギリスの普通の町医者、いわゆるかかりつけのお医者さんはリンパドレナージュに関する知識のない方が多いので、リンパドレナージュにも懐疑的な場合が多いそうですが、いわゆる専門医の先生方はレベルが高いので、リンパドレナージュに関する知識も持っておられて、そういった施術が有効であると見た患者さんを紹介してくださるのだそうです。
日本だと、やれ責任が、安全が、資格が、なんて言って、人を信頼する材料が肩書きや資格であって、その人の能力ではないんですね。
愚痴になってしまいました。「じゃあ、イギリスに行けば?」って言われそうです。すみません。はい、そのうちイギリスに移住するかもしれません。
写真はラドローの中世の石橋越しに望むラドロー城です。
まだまだ続く。

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